関西学生サッカーリーグ1部は11月29日(日)、延期試合6試合のうち関西学院大学vs甲南大学、関西大学vs阪南大学の2試合が行われました。11月25日に逝去されたディエゴ・マラドーナ氏を悼み、会場には半旗が掲げられ試合前には黙祷が行われました。
試合は、今シーズン昇格した甲南大学が関西学院大学に勝利して4位以内を確定。また、阪南大学は関西大学に勝利して2位の立命大と同順位となりました。
関西学生サッカーリーグから2020年1月に行われる全国大会に出場できるのは、1部リーグ上位4チームと代表決定戦を勝ち上がった1チームの計5チーム。甲南大学は1部リーグ優勝の大阪体育大学に次いで全国大会出場を決めました。
延期試合は残り4試合、4位以内の可能性を残しているのは立命館大学、阪南大学、桃山学院大学、関西学院大学。延期試合の結果次第では、びわこ成蹊スポーツ大学にも代表決定戦出場の5位の可能性があります。
順位(暫定)
1 大体大 勝点24 率2.182
2 立命大 勝点17 率1.889(阪南大)
2 阪南大 勝点17 率1.889(立命大)
4 甲南大 勝点20 率1.818 ※総得点19
5 桃山大 勝点20 率1.818 ※総得点18
6 びわこ大 勝点19 率1.727
7 関学大 勝点14 率1.556(関西大、阪南大)
8 関西大 勝点10 率1.250(関学大、京産大)
9 京産大 勝点11 率1.100(関西大)
10 同大 勝点12 率1.091
11 大院大 勝点7 率0.636
12近畿大 勝点1
※( )内は延期試合。
※近畿大学の通年成績は最下位。第1節~第3節までの近畿大学の試合結果は記録に残り、第4節以降は不戦試合として対戦相手に勝点3が与えられます(スコアは記録されません)。ただし、順位決定の際に勝点が並び不戦試合のスコアが影響を及ぼす場合は、勝点はそのまま、得失点・総得点に関しては近畿大学との対戦スコアを除いた点数で順位を決定します。(近畿大学の第3節までの成績:△立命大1-1、●関西大1-0、●京産大1-4)
※チームごとに消化試合数が異なるため、最終順位は勝点を試合数で割る「勝点率」で決定します。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため本大会は無観客試合となっておりますが、1部リーグの全試合は関西学生サッカー連盟公式YouTubeチャンネルで録画配信しています。
試合レポート
関西学院大学vs甲南大学
第6節以来勝利がない関西学院大学と好調の甲南大学の試合は、チームの調子を反映するかのような試合となりました。開始2分、甲南大MF25久保勇大選手が相手ディフェンスをかわしてシュートを放ち先制点をあげると、22分にはその久保選手のパスをMF10木村太哉選手が決めて、前半を0-2で折り返します。さらに73分にも甲南大は木村選手がこの日2本目のゴールで0-3に。関学大も81分にFW7山見大登選手のパスをFW26木村勇大選手が決めて1点を返しますが、試合は1-3で甲南大が勝ちました。
甲南大は6勝2分3敗勝点20勝点率1.818で今シーズン4位以内を確定し、全国大会への出場を決定。この日1ゴール1アシストの久保選手はアシストランキング1位タイ、この日2ゴールの木村選手は得点ランキング2位タイにつけました。
一方の関学大は、この日1アシストの山見選手がアシストランキング1位タイ。チームは延期試合を2試合残しており、全国大会出場の可能性もまだ残っています。
関西大学vs阪南大学
第8節以来およそ1カ月ぶりの試合となった関西大学は、前節試合がなかった阪南大学との対戦。試合は阪南大が主導権を握る展開となりました。前半26分、DF35山口和樹選手のゴールで先制すると前半アディショナルタイムにはFW33福羅光希選手がDF2真瀬拓海選手のアシストで追加点。さらに後半は53分に真瀬選手のゴールで3点目を上げると、57分には福羅選手からのパスをFW11八田壮一郎選手が決めて4得点。関西大に反撃の隙を与えず0-4で阪南大が勝利しました。
阪南大の福羅選手はこの日1ゴール1アシストで得点ランキング1位に2本差の5位につけました。阪南大は残り2試合、個人タイトルの行方も気になります。
関西大も残り2試合。他のチームより1試合消化試合が少なくなります。
関西学院大学vs甲南大学、関西大学vs阪南大学の試合の模様はフリーメディアoneのFacebookで写真で紹介していますので、あわせてご覧ください。