10月3日(土)、関西学生サッカーリーグ後期第4節5試合が開催されました。来シーズンJクラブ入団に内定し、すでにJ1リーグでも試合に出場している阪南大学の真瀬拓海選手(ベガルタ仙台)、立命館大学の藤井智也選手(サンフレッチェ広島)も出場しました。
前節首位の大阪体育大学が京都産業大学に1-0で勝利して首位の座をキープ。びわこ成蹊スポーツ大学も2-1で関西大学に勝利、得失点差で2位につけています。3位関西学院大学vs近畿大学は近畿大学が棄権したため関学大3-0の不戦勝で3位と、上位3チームの順位の変動はありませんでした。※関学大は1試合未消化につき順位は暫定。
立命館大学は大阪学院大学に3-1で勝利し、前節5位から4位に順位を上げて勢いにのります。今季初戦となった阪南大学は3-2で甲南大に逆転勝利。これまで勝ちがなかった桃山学院大は同志社大学に4-1で今季初勝利をあげました。今季入れ替え戦を制して昇格した同大はまだ勝星がありません。
第4節 結果 10/5(土)
大体大 1 (1-0) 0 京産大
関学大 3-0 近畿大※関学大の不戦勝
びわこ大 2 (2-0) 1 関西大
桃山大 4 (2-0) 1 同大
立命大 3 (2-0) 1 大院大
阪南大 3 (1-2) 2 甲南大
※( )内は前半
順位(暫定)
1 大体大 勝点10(4試合) 4勝1分0敗 差5
2 びわこ大 勝点10(4試合) 3勝1分0敗 差4
3 関学大 勝点9 (3試合) 3勝0分0敗 差5
4 立命大 勝点7 (3試合) 2勝1分0敗 差4
5 京産大 勝点5 (4試合) 1勝2分1敗 差2
6 桃山大 勝点4 (4試合) 1勝1分2敗 差-1
6 甲南大 勝点4 (4試合) 1勝1分2敗 差-1
8 阪南大 勝点3 (1試合) 1勝0分0敗 差1
9 関西大 勝点3 (3試合) 1勝0分2敗 差-1
10大院大 勝点3 (4試合) 1勝0分3敗 差-3
11近畿大 勝点1 (4試合) 0勝1分3敗 差-7
12同大 勝点0 (4試合) 0勝0分4敗 差-8
第5節 10/10(土)・11(日)
関学大 – 甲南大
びわこ大 – 大院大
桃山大 – 関西大
立命大 – 同大
阪南大 – 京産大
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため本大会は無観客試合となっていますが、1部リーグの全試合は関西学生サッカーリーグ公式YouTubeチャンネルで録画配信しています。
試合レポート
第4節で開催された5試合のうち、阪南大学vs甲南大学、立命館大学vs大阪学院大学の2試合が、J-GREEN堺のS3コート(天然芝コート)で開催されました。
第一試合 阪南大学vs甲南大学
この試合がシーズン初戦となる阪南大学と、前節首位の大体大に引き分けて勢いに乗る甲南大学との対戦。試合開始早々の6分、甲南大がゴール前の混戦からオウンゴールで先制点を挙げます。阪南大はスピードのある突破や裏を狙うパスを積極的に繰り出しますが、甲南大も粘り強く対応。20分に阪南大がFW20大木秀仁選手のゴールで追いつきますが、直後の21分には甲南大がMF26 中村陽紀選手のゴールで再びリード。1-2と甲南大が1点リードで前半を終了します。しかし後半58分に阪南大MF永井絢大選手のゴールで同点に追いつくと、75分には交代したばかりのFW33福羅光希選手のゴールで逆転。諦めない甲南大、終盤にはゴール前のチャンスもありましたがゴールならず。阪南大が3-2で逆転勝利、阪南大DF2真瀬拓海選手はキャプテンとしてフル出場を果たして攻守にチームを支えました。
第二試合 立命館大学vs大阪学院大学
ともに前節勝利を挙げたチーム同士の対戦です。立ち上がりから、お互いに攻めつつもなかなかシュートに行けない展開が続く中、先制点は立命館大学。サンフレッチェ広島でもプレーしているMF15藤井智也選手の浮き球のパスをFW9鈴木太我選手がシュートを決めました。さらに34分にはコーナーキックからDF5二宮和輝選手のヘディングシュートが決まり、前半を2-0と立命大リードで折り返します。大阪学院大学も後半は積極的にシュートを放ちますが立命大GK1遠近眞明選手の好セーブなどもあってなかなか得点を奪えません。そんな中、65分には立命大FW10延祐太選手のシュートで追加点。3点を追う大院大は、最後まで粘り強いプレーを続けてチャンスをつくるものの、ゴールならず。アディショナルタイムにはDF87桑本航希選手のコーナーキックが立命大のオウンゴールを誘い1点を返しますが、結局試合は3-1で立命大が勝利しました。
阪南大学vs甲南大学、立命館大学vs大阪学院大学の試合の模様はoneのFacebookでも写真で紹介していますので、あわせてご覧ください。