「マンガ大賞2022」にノミネートされ「第69回小学館漫画賞」も受賞した、人気漫画「トリリオンゲーム」。天性の人たらしで信念のためにワガママを突き通す“世界を覆すハッタリ男”のハルと、気弱で心優しい“凄腕エンジニア”のガク。正反対の二人がタッグを組み、ゼロから起業。予測不能な作戦で成功を重ね、資金も会社も大きくなった二人のロードマップはドラマでも人気を集めました。
そして、ドラマの続きがスクリーンへ! ドラマ同様に原作者・稲垣理一郎さん監修のもと、完全オリジナルストーリーで制作。予測不能なノンストップエンターテインメント、劇場版『トリリオンゲーム』が2月14日のバレンタインデーに全国公開され、大ヒット上映中です。
全国で“トリリオンゲーム”フィーバーが巻き起こっているなか、大阪で大ヒット御礼舞台挨拶を開催。ハルを演じる目黒蓮さん、ガク役の佐野勇斗さん、凜々役の福本莉子さんというトリリオンゲーム社創立メンバーが登壇しました。
大阪人はだいたい地元の友だちだと思っている。
TOHOシネマズ梅田で開催された今回の舞台挨拶は、全国118館の映画館に中継されており、全国各地からも大きな歓声と拍手が起こっています。熱く盛り上がる会場にゲストの三名が登壇すると、まず目黒蓮さんが「大阪に来られてうれしい。みなさんが楽しんで本作を観てくださっている声も聞いています」とあいさつ。つづく佐野勇斗さんも「すごくたくさんの方からの反響が聞こえている」といい、「うれしい気持ちでいっぱいなので、みなさんにおもしろい話をたくさんサービスします。楽しみにしときや!」と関西弁を交えたあいさつを披露。福本さんは「週末ランキングで1位というニュースを見たりして、毎日うれしいです!」と喜びを伝えました。
コンサートなどで来阪する機会がある目黒さん。しかし、主演映画での地方キャンペーンは今回がはじめてで「いつも来る大阪の雰囲気とは違う。でも、大阪のみなさんにはライブのときも熱気を感じているので、今日もたくさんの熱いコミュニケーションをとれればと思っています!」と意気込むと、大阪のお客さんは熱い拍手を返してました。
朝ドラの撮影で大阪に滞在していた佐野さんは、「1年間滞在したので、大阪出身の人はだいたい地元の友だちだと思っている」と話すと、目黒さんは「1年で!?」とすばやくツッコミ。映画さながらの最強コンビぶりを見せてくれました。
また、大阪が地元の福本さんは、「映画を観るといえばTOHOシネマズ梅田だったので、すごく感慨深いです」としみじみ。その話を聞いた佐野さんは「(自分は)1年で恥ずかしい…。(福本さんが)一言いうたびにこちらを見てきて、腹立たしいです」と笑い、目黒さんは「撮影期間中も、二人は、こんな感じでもめていた(笑)」と撮影時の裏側を教えてくれました。

自分の夢のひとつだった。ちゃぼす!
公開から約1週間が経ち、すでに興行9億円・観客動員数65万人を記録している本作。今日にも興行収入10億突破を達成すると発表されると、3人は「ありがとうございます!」と観てくれた人々に感謝します。
また、大親友で本作にも出演している原嘉孝(はら よしたか)さんが公開の翌15日にtimelesz(タイムレス)加入し、16日には28歳のお誕生日を迎えています。公開からおめでたいことがつづき、目黒さんは「本作を一人でも多くのお客さんに見ていただけているということ、そして、(timeleszに加入する)原もこれから多くのみなさんに存在を見ていただける機会が増えていくこと。それらは自分の夢のだったので、本当にうれしいです。ちゃぼす!」と原さんが使うあいさつフレーズ「ちゃぼす!」を使用しながらうれしそうに話していました。

次の事業は、粉もの? 海底旅行? 航空会社?
大ヒットスタートを切った本作で、メンバーたちはカジノリゾート開発事業に挑戦。そこで、役を演じた俳優たちに〈次はどんな事業に挑戦したいか〉とたずねると、目黒さんは「粉もん事業。とくにたこ焼きに力を入れていきたい」と即答。つづく佐野さんは答えに悩んだあげく、海の底というキーワードから「海底で…お城を建てて、海底に旅行に行く!」と壮大な計画を口にします。「昨日の夜から真剣に考えてきた」という福本さんは、「トリリオンエアー、航空会社です! 飛行機の中でも、『プチプチアイランド』や『トリリオンTV』のものも遊べる、『トリンリンペイ』も使えて、今までの集大成事業にできると思う!」と演じる高橋凜々が提案したような完璧なアイデアをプレゼンしてくれました。
三者三様の回答は、本編にも負けず劣らずの大プロジェクト案。目黒さんは「ハルが考えるのは、僕たちの予想の遙か上を行くと思う。実際にどんな考えがあるのか、ぼくたちにもわかりませんが、トリリオンゲーム社の先もすごく楽しみです」と語りました。
舞台挨拶の最後は、興奮冷めやらぬ目の前のお客さまと全国各地の劇場に向け、目黒さんから「トリリオンゲームという作品は、間違いなく勇気をくれる作品。日ごろのちょっとした悩みなども、この映画を見ている瞬間は忘れて前向きになれるので、少しでも多くの方に作品を通して勇気を与えられたらいいなと思います。これからもみなさんにトリリオンゲームを愛していただけたらうれしいです」とメッセージを送りました。

「大人になって、こんなに大切に思える人とは出会えないと思う」目黒蓮さんから佐野勇斗さんへの手紙(全文)掲載。
今回は、大阪・梅田の会場で2回の舞台挨拶を実施。二回目では、目黒さんが佐野さんへ感謝の手紙を披露します。これは、東京で行われた初日舞台挨拶で佐野さんから目黒さんへ誕生日祝いの手紙を贈ったことへのお返しで、目黒さん自身がスタッフに相談して実現しました。
手紙を読み終えた目黒さんは「あぁ~書いちゃった」とテレ笑いし、感謝の気持ちを届けられた佐野さんは目に光るものが…。そして目黒さんは、「福本さんにも本当に感謝しています。凜々というキャラクターが福本さんで本当によかったなって心から思っています」と福本さんへも感謝を伝えます。
二人の関係を一番近くで見ていた福本さんは「最強バディです! ハルさんとガクさんがそのまま飛び出してきたかのようでお互いが刺激になっていて、お互いがリスペクトし合っているのが見ていても感じます。そんな関係性を大人になってから築くのは本当にむずしいことだと思うのですが、この作品を通して絆が深まっていく姿を見るのは胸が熱くなります。先程〈福本さんが凜々でよかった〉といってくれた言葉が、ドラマのときにハルが凜々に言うセリフとリンクしていてグッときました!」と語り、強い絆でむすばれた3人のトークで会場はあたたかい空気で包まれました。

【目黒蓮さんから、佐野勇斗さんへの手紙】
佐野くんへ
この前、佐野くんが熱い手紙を書いてくれて、とてもうれしかったので、ぼくも昨日書きました。
まず、ドラマの『トリリオンゲーム』が決まり「バディとなるガクは佐野勇斗さんです」といわれたとき、下調べをして一番に出てきたのがインスタライブの“佐野飯”でした。
たくさんのコメントにすばやく答えて、突っ込んだり、ボケたり、とにかくテキパキと明るい姿を見て圧倒され、今だからいえますが、ぼくとは性格が真逆で合わなさそうだな、大丈夫かなと(笑)。自分はあまりしゃべらないし、ノロマなので、佐野勇斗さんはぼくと長時間話すのはつまらないだろうな、かわいそうだなと思いました。
だけど、はじめましてのとき、“佐野飯”のときの瞬発力がある姿とは打って変わって落ち着いて物事をしっかりと考えるまじめな人だと、一瞬で話が合いそうだと思いました。
インスタライブの“佐野飯”にしても、普段の明るさにしても、すべてはまじめにファンの方やグループのために、楽しませたい、盛り上げたいという気持ちからきているんだなと感じ、尊敬していると同時に、無理はしすぎないでほしいと心配になるところもあります。
佐野くんは本当に心がきれいで、常にまわりを見ています。かっこいいのに二枚目以外のキャラクターやバラエティもできて、こんなにもマルチに活躍できる人はなかなかいないと思います。
前に二人で焼肉屋を食べているとき、佐野くんが「目黒くんみたいになりたい」といっていたけど、ぼくからしたら佐野くんみたいになれたらどれだけいいだろうと思います。佐野くんは、いつも尊敬しているとか、憧れているみたいなことをいろんなところでいってくれるけど、そんなぼくが佐野くんを尊敬しているし、憧れています。
佐野くんは佐野くんらしく、とにかく幸せに過ごしてほしいと心から思っています。それが一番。
大人になって、こんなに大切に思える人とは出会えないと思うから、そんな出会いをつくってくれた『トリリオンゲーム』はぼくにとって財産です。
最後に。ぼくも佐野くんの味方です。ずっと。これからもよろしくね。
目黒蓮
劇場版『トリリオンゲーム』
2025年2月14日(金)バレンタインデーより、TOHOシネマズ梅田、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、MOVIX京都、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸などで大ヒット公開中!
公式サイト:https://trilliongame-movie.jp/
Ⓒ2025劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 Ⓒ稲垣理一郎・池上遼一/小学館