“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに1977年にスタートした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」。映画はじまりの地・京都で、今年も「ぴあフィルムフェスティバル in 京都」が 11月9日(土)~17日(日)に開催されます。会場は、京都文化博物館・フィルムシアター。会期中、全41作品を上映し、22名のゲストが来場する盛りだくさんの8日間です。
さらに、今年は「18歳以下無料ご招待」を実施。映画祭の全プログラムを無料でご覧いただけます。(先着制/各回先着15組30名)
ここだけで出会える体験! 盛りだくさんの京都限定企画。
●3つの高校生企画
「高校生 8 ミリフィルムに出会う」
いま世界中で人気が再燃する、8ミリフィルム作品の魅力に迫る! 学生の街・京都で開催されている、高校生向けの8ミリフィルム体験ワークショップの紹介とともに、『ばるぼら』の手塚眞監督が高校時代に制作し、PFFに入選した伝説の 8ミリ映画や、『セノーテ』の小田香監督が近年制作した8ミリ作品を上映。ゲストトークもあります。
PFF アワードの高校生監督特集 「21 世紀の高校生」
この夏、小田香監督を講師に迎えた高校生向けの創作ワークショップが行われました。はじめて映画づくりに挑む高校生を見つめた小田監督に、その様子を語っていただきます。されに、近年PFFアワードに入選した高校生監督の自主映画を上映し、それら監督と「自主的に映画をつくる」ことについて語り合い、これからを考えます。ゲストトークもあります
映画のことだけ考えていた高校の夏休み『Single8』特別上映
かつて8ミリ自主映画に没頭していた小中和哉監督の自伝的青春映画『Single8』を、特別上映。8ミリ特撮映画をつくる高校生たちのみずみずしい姿とともに、8ミリ映画の制作プロセスがしっかりと描かれており、映画を志す高校生にもぜひ観てほしい1本です。
●『嵐電』上映&鈴木卓爾監督トーク
今年2月に逝去された、映画編集者・鈴木歓氏を偲び、京都芸術大学の学生と、プロの映画人が協働してつくる「北白川派」の作品である『嵐電』を上映。長く京都芸術大学で教鞭を執られていた鈴木歓氏について、鈴木卓爾監督にじっくりお話を伺います。
●オンライン配信なし! 増村保造監督『親不孝通り』
9 月のPFF東京会場で特集した、今年生誕100年の増村保造監督。東京の特集ラインアップにはなかった、『親不孝通り』を京都で上映します。類をみない新しさとスピード感に改めて驚く傑作はオンライン配信やソフト化していません。貴重なスクリーン上映をぜひ。
●『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』関西プレミア上映
1997年にベルリン映画祭で上映された、日本未公開作品。昨年、台湾で“伝説の映画”として再公開され、映画ファンに衝撃を与えた一本です。アジア映画ファン必見の関西プレミア上映をお見逃しなく。
連日ゲストが続々と登場︕総勢 22 名が来場予定。
自主映画コンペティション「PFFアワード2024」では、692本の応募作品から選ばれた、入選19作品を上映。9月20 日(金)の表彰式ではグランプリに輝いた『I AM NOT INVISIBLE』の川島佑喜監督や、地元・京都芸術大学に在学中でエンタテインメント賞(ホリプロ賞)を受賞した『さよならピーチ』の遠藤愛海監督ら、13監督が京都会場に集結して上映後にトークを行います。
招待作品部門では、2022年に引き続き、ピーター・バラカン氏が来場。自身がセレクトしたドキュメンタリー映画『TWO TRAINS RUNNINʼ』を上映し、上映後には歴史的背景をたっぷり解説してくれます。
第28回PFFスカラシップ作品『道行き』の関西初上映では中尾広道監督が来場。さらに、90年代の傑作自主映画『灼熱のドッジボール』『走るぜ』の上映回には京都芸術大学で教鞭を執る古厩智之監督が来場するなど、たくさんのゲストが映画祭を盛り上げます。
18歳以下限定! 映画祭の全プログラムに無料ご招待。
高校生時代に撮った 8 ミリ作品『UNK』『HIGH-SCHOOL-TERROR』で PFFに入選した手塚眞監督、19~20 歳にかけて制作した『あみこ』で 2017 年に観客賞を受賞した山中瑶子監督(『ナミビアの砂漠』)など、日本映画界で活躍する多くの監督たちが、10代からその才能を開花させています。本年のPFFアワードにも、10代の監督がつくった作品が3本入選しました。「ぴあフィルムフェスティバル」は1977年の映画祭スタートから、映画づくりに情熱を傾けるクリエイターたちをサポートし、出会いの場を提供してきました。これからも10 代の映画祭参加体験を応援していくとともに、まずは観客としてPFFを知ってもらうため、今回の映画祭は18 歳以下の若者たちを無料でご招待します。 (先着制/各回先着 15 組 30 名)
【招待対象者】18 歳以下(2006 年 4 月 1 日以降生まれの方)
【対象プログラム】「ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024」の全プログラム。
【申込期間・人数】各上映日の前日まで受付。各回 15 組 30 名を先着順に受付。
【申込方法】公式 note の応募フォームより申し込み
https://note.com/piafilmfestival/n/n87fb2d9ace41
「ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024」
期間:2024年11月9日(土)〜11月17日(日)
会場:京都文化博物館 ※月曜休館
上映作品やスケジュール、チケットなど、詳しくは公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://pff.jp/46th/kyoto/