映画『エイリアン:ロムルス』試写会レポート 金属バット・おかずクラブ登壇!「幕の内弁当みたいな映画」

逃げ切れるか? 生存率0%の絶望から… ――― 1979年に製作され、映画史だけでなく、ポップカルチャー全体にまで強烈なインパクトと傷跡を残した映画『エイリアン』。その後に公開された数々の続編や関連作もヒットを記録しています。

そして、2024年秋、衝撃と恐怖の原点である第一作目の〈その後〉を描いた新作が、鬼才フェデ・アルバレス監督と“エイリアンの創造主”リドリー・スコット自身の製作によって誕生!『エイリアン:ロムルス』が9月6日(金)から劇場公開されます。

公開直前の9月4日(水)には、大阪・TOHOシネマズなんばでイベント付きMX4D試写会が開催され、お笑いコンビ、金属バットとおかずクラブがスペシャルゲストとして登壇。ギリギリネタバレしないトークで魅力を語ってくれました。

 

はじめて横並びで観た映画。

今回は試写会前のイベントでネタバレは禁止されています。しかし、ゲストはおしゃべり好きな金属バットとおかずクラブ。最初のあいさつで金属バットの小林圭輔さんが「エイリアン:ロムルス主演の金属バット小林です」というと、「確かに、そんな頭の人がでていたような…」「いの一番で死んどったよな」という声が飛び、この日のMCを務めたFM大阪DJ・下埜正太さんから「ネタバレは厳禁です!」と注意を受けていました。

本作の配給はディズニーで、最近、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」に加入したという金属バットの友保隼平さんは「ディズニープラスえぐいねん。なんでも見られて、エイリアンもやってんのよ」と魅力を語ると、おかずクラブのゆいPさんが「(ディズニープラスと)一番縁がなさそうなのに」とツッコんで会場は笑いに包まれます。

そのおかずクラブは、どちらも恐い映画がニガテ。それにもかかわらず「怖い映画の仕事は何度かいただく」そうで、ゆいPさんは「この話が来たとき3日間悩みましたが、オカリナもいっしょだからがんばることにしました。オカリナは怖い映画を観るとき、必ずてぬぐいを持ってきてくれます。今回はボートレースの手ぬぐいで、いっしょに握っていました」と恐怖映画鑑賞の克服法を披露。金属バットのふたりも本作の試写会を2人で観たといい、友保さんは「はじめて横並びで観た、思い出の映画になりました」と教えてくれました。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会の様子

 

『エイリアン』1作目が、おかんの一番好きな映画。

金属バットの友保さんはエイリアンシリーズのファン。好きになったきっかけがユニークで「うちのおかんの一番好きな映画がエイリアン1作目。“あんたもいっしょに観たらよろしいわ”って幼稚園のときに、腹からバケモンがでる映画を見せられた」そうです。

以来、シリーズを見続けてきた友保さんはこの最新作を「めちゃよかったですよ。エイリアンを観たことない人が見ても、だいぶええんちゃいますか。幕の内弁当みたいにおいしいところがいっぱい入っている」と絶賛し、「ああ、オチをいいたい!」ともだえます。

相方の小林さんは今回が『エイリアン』映画初体験で「ずっと山場がつづいてぎゅうぎゅう。良すぎて力入れて見なあかんくらいでした。あと、ぼくの勝手なイメージでエイリアンってデコが広いあいつだけやと思っていて…」と語っていると、「あかんよ、きみ!ただでさえエイリアンをつくったやつみたいな格好をしてんねんから!」と友保さんがネタバレを阻止していました。

おかずクラブのふたりも今作が『エイリアン』シリーズデビュー。「エイリアンは恐ろしい映画というイメージしかなかったので、このお仕事がなければ観なかった」とオカリナさんがいうと、ゆいPさんも「わたしもそういうイメージでしたけど、(今作は)恐いだけの映画じゃなかった。あと、アンドロイドが出てくる近未来のお話であることをはじめて知りました」と初々しい感想を述べます。

それを聞いた友保さんは「バキバキの未来なんよ」とすかさずレクチャー。さらに、「未来やけど、出てくるコンピューターはブラウン管やねん」とエイリアン通らしい小ネタも披露してくれました。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会での金属バット(小林さん、友保さん)

 

MX4Dでどんな効果がでてくるのか気になる。

今回の試写会はMX4D劇場で上映されます。MX4Dとは、シートが動いたり、香りが漂ったりする体感型のシアター。「絶対におもろいやつやん」と友保さがいうと、ゆいPさんは「シャッとでるところで、どんな効果がでてくるのか気になる」とMX4Dならではの効果に興味津々です。また、今作はドキッとするシーンがいくつかあるようで、オカリナさんは「動かない椅子でもおどろいた」とコメント。小林さんは「1ヶ所、ビクッてなるところがあって、周りを観たら俺だけビクッってなってた(笑)。あのシーンをMX4Dで観られたらええよなぁ、絶対に」とイベント後の上映をうらやんでいました。

つづくテーマトークでは、エイリアンにちなんだ〈実生活での恐いエピソード〉の話題に。友保さんは「6月にありました」と即答し、「家のポストを開けたら見慣れないハガキが入っていて、〈税金払え〉とあってビビった」と話すと、全員が「払ってくれ!」と口をそろえてツッコミを入れていました。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会でのおかずクラブ(オカリナさん、ゆいPさん)

 

恐いものがニガテな人も、楽しく観られる映画。

イベントの終盤、MCから「2組のほかにも特別ゲストがいる」と紹介され、黒い幕に覆われた物体が舞台の中央に現れます。その幕が外されると…エイリアンに寄生されたビリケンさんがあらわに! こちらは日本各地にエイリアンが出現する〈エイリアン襲来キャンペーン〉の一環で、ビリケンさんに寄生したエイリアンが第二形態まで進化しています。

これを目にした友保さんは「地球は終わりですわ」と恐怖を表し、「エイリアンを舐めすぎなんですよ。毎回、俺は〈宇宙にほかせ〉っていうてるのに、学者が拾ってくるから…」と苦言を呈します。

また、ビリケンさんに寄生したエイリアンを凝視していたオカリナさんは「恐いけど、よく見ると目がつぶらでかわいい」と、まんざらでもない様子。するとゆいPさんが「ちょっとオカリナ! もしかしてコイツ、そのかわいい瞳であんたのこと狙ってんじゃないの!?」と怪しみ、「これがエイリアンのやり方かっー!」とおなじみのフレーズで会場を沸かせます。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会の様子

最後にこれから映画を見る人へのメッセージを求められると、小林さんは「ぼくがいうのは、絶対に違うんですけど…」と前置きをしつつ「絶対に退屈させません。期待してください!」と断言。周囲から「それは制作者の意見や」とツッコミを受けていました。

また、本作は鑑賞後に語り合いたくなる映画でもあります。友保さんも「オチの話をしたいから、終わったら全員で一回集まりましょ」と多くの人と語り合いたい様子です。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会の様子

さらにおかずクラブのふたりもあいさつし、「わたしのように恐いものがニガテでも、楽しく観られました。恐いからと『エイリアン』を毛嫌いしている友だちも誘ってもらえたらいいな」とオカリナさん。「気づかれないと思いますが、この映画の激しいシーンのおかげで5キロ痩せました。ダイエット効果もあるんじゃないかな」というゆいPさんのコメントには、MCから「個人の見解です」との指摘が入り、笑いの絶えないにぎやかなイベントは終了しました。

映画『エイリアン:ロムルス』イベント付きMX4D試写会の様子

 

映画『エイリアン:ロムルス』

2024年9月6日(金)より、TOHOシネマズ梅田、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、MOVIX京都、TOHOシネマズ二条、OSシネマズミント神戸、109シネマズHAT神戸などで公開。

公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/alien-romulus

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masami urayama

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