キングダム全国完成披露試写会〜信・山﨑賢人と王騎・大沢たかおが大阪に帰還!「7年の叫びを受け止めて」

累計発行部数1億部を突破した原泰久さんのマンガを実写化したキングダムシリーズ。『キングダム』(2019年)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年)、『キングダム 運命の炎』(2023年)の3作が公開され、すべての作品で興行収入50億超えという偉業を達成しています。

そして、シリーズ最新作『キングダム 大将軍の帰還』が2024年7月12日(金)より全国公開! 6月23日(日)には待ちわびたファンたちにいち早くお披露目する「キングダム全国完成披露試写会 in大阪」が開催されました。

会場となったTOHOシネマズ梅田は、昨年も舞台挨拶を行った場所。天下の大将軍を目指す主人公・信(しん)役・山﨑賢人さん、秦国・総大将として戦地に舞い戻った大将軍・王騎(おうき)役の大沢たかおさんが梅田の地へ戻ってきました! さらに、今作の新キャストで王騎の過去に深く関わる謎多き武将・摎(きょう)役の新木優子さんもサプライズで登場。大阪のキングダム・ファンを大いに喜ばせました。

 

ここは我々のホーム。帰還できてうれしい。

大歓声のなか、MCの渡邊幹也よみうりテレビアナウンサーの呼び込みで登場した山﨑賢人さんと大沢たかおさん。会場となったTOHOシネマズ梅田には昨年公開したシリーズ3作目『キングダム 運命の炎』の舞台挨拶でも登壇しており、「一年ぶりに大沢さんとこの場に帰還できてうれしいです」と山﨑さん。大沢さんも「TOHOシネマズ梅田は我々のホーム。ここにいるみなさんは、ぼくらの仲間だと思っている」とあいさつします。

今回の舞台挨拶は名古屋・大阪・福岡を3日間で回るプロジェクトで、大阪は名古屋につづいて2都市目。大阪のファンからも熱狂的に迎えられた山崎さんは、「キングダムがみなさんにこれほど愛してもらっているのを改めて感じられて、本当にうれしい」と感激していました。

また、東京のワールドプレミア、名古屋の試写会で披露された今作の反応については「最高だといってもらえている」と山﨑さん。大沢さんも「すごくいい反響をもらっている」とし、これから鑑賞する大阪のファンに対しては「我々が魂を込めてやってきた結果を、今日観てもらえるのを楽しみにしていました。それに、みなさんは7年間(キングダムを)応援してくれ、いろんな思いをもって作品といっしょに育ってきた人たち。最終章といわれる〈大将軍の帰還〉を楽しんで、受け取ってもらえれば」と思いを伝えます。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」の様子

 

山﨑賢人という俳優がカッコよく成長していくのを横で見られた、すばらしい7年間だった。

つづくクロストークでは、主人公の信を演じる山﨑さんと信が憧れる大将軍・王騎を体現している大沢さんとの関係について問われます。山﨑さんは「7年間、もうひとつの人生のように信を生きてきて、大沢さんは大将軍としてずっとそばにいてくださった」と感謝を述べ、7年の間に「いっぱいしゃべれるようになった」ことも教えてくれます。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」での山﨑賢人さん

 

一方の大沢さんは「これまで観ていただいている方はわかると思いますが、この7年で山﨑くんは信の成長と同じように変わっていった。ただでさえカッコいいのにさらに男前になって、カラダもどんどん筋肉質になっていって。山﨑賢人という俳優がカッコよく成長していくのを横で見られて、本当にすばらしい7年間だったなと思います」と目を細めていました。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」での大沢たかおさん

 

サプライズで摎役の新木優子さんが登壇!

今作では、王騎の過去に深く関わる謎多き武将・摎(きょう)が新キャラクターとして登場しています。演じているのは、凛とした美しさをもった俳優・新木優子さんです。なんと、スペシャルゲストとしてこの日の完成披露試写会にサプライズで登壇し、「本日はほんまに来てくれてありがとう」と大阪弁であいさつ。会場には驚きと喜びの声が響きました。

キングダムシリーズのファンで「1作目から自分でチケットを買って観に行っていた」という新木さん。「こんなすてきな作品にいつか出られたらと思っていた」そうで、オファーを受けたときは本当にうれしかったといいます。ただ、“秦の六大将軍”のひとりで屈強な男性にも負けない摎を表現するためには、激しいアクションが求められます。「そもそもアクション自体にあまりなじみがなかったのに、馬上でのアクションがあって。アクションの先生に教えていただきながら、何度も何度も練習しました」と新木さん。その努力の甲斐あって、すばらしいアクションシーンが完成しています。映像を観た山﨑さんも「地上で刀をふるだけでも大変なのに、馬に乗って戦う。めちゃくちゃカッコよくてびっくりしました!」と太鼓判を押していました。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」での新木優子さん

 

また、新木さん演じる摎と王騎にはせつない過去があります。はじめて撮影現場に入って大沢さんと対峙したときの印象を新木さんは「そこに王騎がいました。迫力だったり、あたたかく包みこんでくれる空気感だったり、そういうものが大沢さんのカラダからにじみ出ていたんです。大沢さんの存在があったから、(摎として)王騎と向き合えました」と振り返ります。

対する王騎役の大沢さんも、摎との共演をとても楽しみにしていたそうで、「王騎にとって大事なシークエンスで、1作目のころから“いつできるのだろう”と楽しみにしていた。最終章で演じられることになって現場に行ったら、新木さんではなく〈摎〉がそこにいて。その姿を見て、心が震えました。摎との関係は、そののちの大きな運命を決めていきます。(新木さんの摎によって)そのことが信じられたから、すごく感謝しています」と称えていました。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」の様子

 

王騎と龐煖の戦いは、ヘビー級のものすごい映像。

『キングダム 大将軍の帰還』では、大将軍・王騎と吉川晃司さん演じる趙国の総大将・龐煖(ほうけん)の因縁の戦いも大きな見どころ。大沢さんは「さらっと観てもらえれば」と笑いますが、新木さんは「おふたりの撮影シーンは5日間だったと聞いています。それだけの時間と体力、すべてを費やした戦いです。さらっとなんて観られません!」と断言。山﨑さんも「(前作の)〈運命の炎〉からつづいている今回は、最初からクライマックスです。王騎将軍と龐煖の戦いは、日本映画になかったようなヘビー級のものすごい映像になっているので楽しみにしてください!」と最終決戦のすばらしさを熱弁します。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」での山﨑賢人さん

 

今作は、キングダムシリーズとしてひとつの集大成。大沢さんは「1作目、2作目、3作目と応援いただいたみなさんの期待をはるかに超えないとやっている意味がないという思いが現場にありました。今までと同じ努力、同じ準備ではダメだとしてスタッフ・キャストがひとつになり、“もうこれ以上できない”という作品をつくりました。ぼくたちの7年間の叫びを受け止めてもらいたい。心からそう思っています」と積み重ねてきた作品への強い思いを語ります。

新木さんは試写室で完成した作品を見たときの感想として「キングダムのいちファンとして感慨深かったし、最初から最後までいろいろなドラマと感動ポイントがあって2時間ちょっとがあっという間だった」といい、感動のあまり「観終わったときには席から立てなかった」ことも明かしてくれます。

最後は主演の山﨑さんが「いままで積み上げてきたものが詰まっています。絶対におもしろいので観てください!」と熱いメッセージを届け、あたたかい拍手に包まれながら舞台挨拶は終了しました。

「キングダム全国完成披露試写会in大阪」の様子

 

映画『キングダム 大将軍の帰還』

2024年7月12日(金)より、TOHOシネマズ梅田、大阪ステーションシティシネマ、T・ジョイ梅田、TOHOシネマズなんば、MOVIX京都、TOHOシネマズ二条、T・ジョイ京都、OSシネマズミント神戸、109シネマズHAT神戸などで公開。

公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp/

ⓒ原泰久/集英社 ⓒ2024映画「キングダム」製作委員会

masami urayama

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