藤本タツキさんの人気漫画を原作とし、その世界観をそのまま映像化したことで話題のアニメ「チェンソーマン」。制作を担当したMAPPA監修による貴重なアニメ原画や絵コンテ、設定資料などが観られる展覧会『アニメーション チェンソーマン展』が大阪・心斎橋オーパ7階 特設会場にて開催されています。(~10月29日)
会場には「チェンソーマン」「マキマ」「パワー」「早川アキ」の等身大フィギュアが登場し、映像や音楽による演出もたっぷり。チェンソーマン・ワールドを心ゆくまで体験できます!
そのこだわりが、アニメーション・チェンソーマンをつくっている!
「チェンソーマン」は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で第一部を連載し、現在は第二部を『少年ジャンプ+』で連載している藤本タツキさんの人気漫画。〈チェンソーの悪魔〉であるポチタとともにデビルハンターとして暮らす主人公・デンジは、親の遺した借金返済のために貧乏生活を送るなかで裏切りにあい、殺されてしまいます。薄れる意識のなか、ポチタと契約したデンジ。悪魔の心臓をもつもの「チェンソーマン」として蘇り、公安デビルハンターとなって壮絶な戦いのなかへ身を投じていきます。
血肉だけでなく、心まで折られるような物語を展開する原作漫画は、唯一無二の世界観をもちます。そのため熱狂的なファンも多く、アニメ化への懸念もありました。そんな高いハードルを乗り越え、原作の衝撃をそのまま映像化したのが、アニメ制作スタジオMAPPA。業界屈指の技術力と設計力で、期待値以上の〈アニメーション チェンソーマン〉を誕生させたのです。
そのMAPPAの圧倒的な技術力と設計力をじっくり観られるのが本展です。作中シーンをイメージした装飾のなか、TVアニメ1話〜12話をブースで展開。貴重なアニメ原画や絵コンテ、設定資料を、完成された映像とともに展示しています。どのように制作されていったのか? そのこだわりの一端を目撃でき、クリエイターたちの熱量にも魅了されます。
また、TVアニメ「チェンソーマン」は、音楽面でも画期的でした。米津玄師さんのオープニングテーマやマキシマム ザ ホルモンの挿入歌、さらにVaundyやAimer、女王蜂など人気アーティストたちが週替りでエンディングテーマを手掛けていたのも話題となります。
展示ブースではそれら楽曲が流れており、各回のエピソードを思い出しつつチェンソーマン・ワールドに浸りやすくなっています。
細部までもこだわって再現した等身大フィギュアも展示。
人気キャラクターを立体化した等身大フィギュアを展示しているのも、今回の見どころのひとつ。「チェンソーマン」「マキマ」「パワー」「早川アキ」が、彼らを象徴するポーズやシーンで再現されています。表情やカラダの動きはもちろん、服のシワのよりかた、ふくらはぎの肉づき加減など、細部へのこだわりが見えるフィギュアは、彼らがまるでそこにいるかのよう。対面し、放出するエネルギーにふれてみてください!
開幕に先立ち行われた内覧会には、〈チェンソーの悪魔〉であるポチタが来場。悪魔とは思えないキュートな仕草で、来場者たちに癒やしを与えていました。
「アニメーション チェンソーマン展」
期間:2023年9月30日(土)〜10月29日(日)
開催時間: 11:00~19:00
会場:心斎橋オーパ7階 特設会場
入場料(税込):一般 2,000円(中学生以上)/学生 1,500円
詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://anime-chainsawmanten.dog/
©藤本タツキ/集英社・MAPPA