昨年12月に開催し、新旧フラメンコ映画の傑作を上映したラテンビート映画祭が、この夏に戻ってきます! ラテンビート映画祭presents「フラメンコ!フラメンコ!」と題して、7月28日(金)より、シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸にて、フラメンコのクラシック傑作映画2作品を限定上映。
上映作品は、1953年のカンヌ国際映画祭で特別賞・ダンス賞を受賞し、“史上最高のフラメンコ映画”との世界的評価を集めているドキュメンタリー『フラメンコの魔性と神秘』、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで知られるフランシスコ・ロヴィラ・ベレタ監督が脚色も手掛けて描いた悲恋のミュージカル・ラブストーリー『ロス・タラントス ~バルセロナ物語~』。どちらも(現在)配信でも観られない貴重な作品です。
暑い夏、 “史上最高のフラメンコ映画”を映画館で体感し、熱く心を燃やしてみませんか?
『フラメンコの魔性と神秘』(1952)
スペイン南部・アンダルシア地方で暮らす人々の姿を織り交ぜながら、フラメンコの様々なスタイルを紹介していくドキュメンタリー作品。当時のスペインを代表するフラメンコ・ダンサー=グラン・アントニオ、ピラール・ロペス、マリア・ルスらとバレエ・エスパニョールのメンバーによる珠玉のパフォーマンスが、アルマデン、アントニオ・マイレーナ、ベルナルダ・デ・ウトレーラほかによる演奏とともに、壮大な景色に彩られて映し出されます。
1953年のカンヌ国際映画祭に出品されて特別賞・ダンス賞を受賞。当時失われてしまっていた尊厳をフラメンコに再び与えた傑作として、“史上最高のフラメンコ映画”との世界的評価を集めています。
〈上映スケジュール〉
◆シネ・リーブル梅田:7/28(金)~ 8月3日(木)
◆シネ・リーブル神戸:8/4(金)~ 8月10日(木)
*各日1回上映
『ロス・タラントス~バルセロナ物語~』(1963)
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に影響を受けたアルフレード・マニャスの同名小説を、2度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートで知られるフランシスコ・ロヴィラ・ベレタ監督が脚色も手掛けて描いた悲恋のミュージカル・ラブストーリー。1963年度アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされています。(ロヴィラ・ベレタ監督はその後1967年の『恋は魔術師』で2度目のノミネートを果たす)。
バルセロナに暮らすロマのソロンゴ家とタラント家。タラント家の息子ラファエルは、ある結婚式に赴き、そこで踊っていた若い娘に心を奪われます。ふたりは浜辺で永遠の愛を誓い合いますが、彼女がソロンゴ家の娘ファナであることが判明。決して結ばれることはない悲しい宿命に、ラファエルとファナはがく然とします。
当初は反対していたタラント家は、やがてふたりの関係を祝福することに。しかし、ソロンゴ家は猛反対し、ファナを強引に身内のクーロと婚約させてしまうのです―――。
ちなみに本作は、東山紀之さん、牧瀬里穂さんの共演で1991年に舞台化されています。
〈上映スケジュール〉
◆シネ・リーブル梅田:8/4(金)~ 8月10日(木)
◆シネ・リーブル神戸:8/11(金)~ 8月17日(木)
*各日1回上映
ラテンビート映画祭presents 「フラメンコ!フラメンコ!」
公式サイト:https://lbff.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/LATINBEAT_FF