【記者会見レポート】香取慎吾さんの個展が関西初開催!「夢がかなう瞬間をたくさんの人に観てもらえたら」

「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」記者会見

芝居、音楽、ファッションなどエンターテイナーとして多方面で活躍を続ける香取慎吾さん。3年ぶりとなる個展がこの春、関西に初上陸! 「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」が4月20日(木)〜6月18日(日)、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて開催されます。

開催に向け、2月1日(水)に大阪市内で記者会見を実施。香取慎吾さんが登壇し、制作過程の秘密や個展への想い、さらには大阪で作品を披露できる喜びも語ってくれました。

 

巡回のはじまりが大阪で、とてもうれしい!

唯一無二の独創的な作品を生み出すアーティストとしても知られる香取慎吾さん。2018年にパリ・ルーブル美術館にて自身初となる個展「NAKAMA des ARTS」を、2019年にはIHIステージアラウンド東京で「BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾NIPPON初個展」を開催。「BOUM!BOUM!BOUM!」には18万を超える人が集まったことも話題となりました。

 

今回の「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」は、東京・渋谷ヒカリエを皮切りに全国を巡回する展覧会。アートツアーははじめてだという香取さんは「東京からはじまって、次が大阪。本当に日本中を回れるんだなって実感しています。(巡回地の)はじまりが大阪で、とてもうれしく思っています」と大阪で個展を開く喜びを口にします。

司会者から大阪の印象を問われると、たこ焼き、イカ焼き、明石焼き、ベビーカステラと粉ものが次々と飛び出し「今日は大阪に到着してまだそんなに時間が経っていないんですけど、全部食べました」と笑顔に。

先日行われた新しい地図のファンミーティングのあとは食事にもでかけたそうで、「帰りの車の中から見える(食べ物屋の)看板がどれもおいしそうで、お腹いっぱいなのにいろいろ寄りたくなりました。大阪はおいしそうな看板をつくるのがうまいですよね」とうれしそうに話してくれます。

とはいえ、こうやって大阪の街に出られるようになったのは最近だといい、「昔からコンサートに来ていましたが、外にでる機会はありませんでした。ようやく少しずつ出られるようになって、おいしいものをいただけたり、街の様子を見たり。改めて大阪を楽しんでいる次第」と香取さん。訪れる街にふれることが楽しくて仕方がない、そんな様子がうかがえました。

「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」記者会見での香取慎吾さん

 

頭の中で自分と会話しながら、絵を描いている。

この日の記者会見は、香取さんの作品9枚をつないだ巨大パネルの前で実施。連結した作品をはじめて目にした香取さんは、迫力満点のパネルを見上げて「こんな展示もいいですね」と満足そう。大阪展では、これら作品が約200点も展示される予定です。

 

遊び心のある香取さんの作品には、そのとき感じたことをメッセージとして密かに盛り込んでいたりします。絵を描く瞬間の感覚を大切にしている香取さんは、そういった〈隠れメッセージ〉の存在を忘れていることも多いらしく、「渋谷展のクローズドで会場へ行ったとき、閉館後に作品を観て回っていたら隠れメッセージを発見。ひとりでびっくりして、思わず 〈ちょっと観て!〉と人を呼びました(笑)」というエピソードを話してくれます。

 

また、さまざまな色をミックスした作品も多く手掛ける香取さん。「色で悩むことはなくて、手に取った色を塗る。たとえば緑を手にしたら、頭の中の自分と〈緑はここにする?〉という会話をして塗っています。絵も最初から何を描くかを決めていません。描きはじめてから、〈マル? マルを描くんだ〉と自分と会話して。その時間が楽しいんです」と独自の制作方法を披露。その楽しさは「仕事終わりに1人でちびちびお酒を飲んで、つまみがあって至福の瞬間みたいな感じ」なのだとか。

「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」記者会見での香取慎吾さん

 

大阪展にも遊びに来るので、「慎吾ちゃん」と声をかけて。

本展は展示室内のエリアが闇と光にわかれています。司会者からの〈闇と光、どちらが居心地いい?〉という質問に香取さんは、「光はもちろん居心地いいけど、闇も嫌いじゃない。闇な部分はみなさんもあるじゃないですか。上向いていられない時間とか。でも、その時間に自分がつくられることで、また明日へ、光へと立ち向かえるんじゃないかな」と真摯に答えます。さらに、その闇の部分がだせるのがアートだといい、「アイドルとしてステージで歌っているときに〈こんな闇があるんです〉なんていっていられない。ステージに立っているときは、みんなで上を向いて光を目指していますから」。

2018年に開催したはじめての個展でもあまり出せなかった闇の部分を、今回展示できたのは「ぼくの人生のタイミングというか、そろそろ自分のこんな一面をみなさんに楽しんでもらえるのかなと思えるようになった」と香取さん。本展ではアーティスト・香取慎吾の新たな一面を目にすることができそうです。

 

会見の最後は、個展の想いと展覧会を楽しみにしている方へのメッセージを伝えてくれます。「子供のころから絵を描くのが大好きで、個展を開くのが夢でした。その個展が日本中を回るなんて夢のまた夢でしたが、それがこの大阪からかないます。ぼくの夢がかなう瞬間を、たくさんの人に見に来ていただけたら。ぼくもちょくちょく遊びに来るので、もし会ったら〈慎吾ちゃん〉と声をかけてください」と香取さんらしい笑顔で締めくくりました。

「WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-」記者会見での香取慎吾さん

 

展覧会『WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』
開催期間:2023年4月20日(木)~6月18日(日) ※会期中無休
開館時間:平日 / 11:00~20:00 土日祝 / 10:00~19:00 ※最終入場は閉館30分前まで

会 場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ

詳しくは公式サイトをご確認ください。

公式サイト:http://www.whoamitour-osaka.jp/

masami urayama

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