【南紀オレンジサンライズFCコラム #56】コーチから選手への復帰

『サッカークラブを通じた地域創生を目指して！』　和歌山県の紀南地方を中心に活動しているサッカークラブ「南紀オレンジサンライズFC」のリレーコラム。今回は2023年度新入団の阪本匠馬選手からの投稿です。

【挨拶】

福島県から来ました、阪本匠馬です。
出身地は和歌山県の橋本市です。
紀南地方に移住するのは初めてですがクラブの地域活動、チームの勝利に貢献していけるよう日々取り組んでいきますのでよろしくお願いいたします。

【これまでの自身の経験】

本格的にサッカーを始めたのは小学校1年生で橋本市にある紀城JSCというチームに入団しました。
チームとしても県大会出場や近畿大会出場、個人としてもトレセンに加入し日韓交流大会に参加させてもらうなど沢山の経験を積むことができました。
中学ではさらに高いレベルに挑戦したいと思い、大阪府の河内長野市を拠点とする川上FCに入団しました。
ここでは関西大会出場や地方への遠征でJr.ユースや強豪クラブとの対戦によって色んなことを学び、感じることができました。
高校では全国大会出場という自身の目標に向かうため地元にある初芝橋本高校に進学し、部活動に励みました。
その後も大学の部活動、大学院の時には社会人チームに入ってサッカーを続けました。
大学院を修了する時には教師をしながらサッカーに関われたらいいなという思いでしたが、ご縁があり、J3の福島ユナイテッドFCにフィジカルコーチ兼トレーナーとして加入することになりました。
お話をいただいた際に大学の時に興味を持った運動生理学という分野を大学院で更に学び、身につけてきた知識が1番活きる役職ではないかなと感じ、決断しました。

【コーチor選手】

昨年は福島ユナイテッドFCでフィジカルコーチ兼トレーナーとしてサッカーに関わっていましたが、After TRで選手と一緒にボールを蹴ったり、白熱した練習や試合を目の前で見続けていると自分もサッカーがしたいという思いが強くなりました。
しかしせっかく飛び込んだプロの世界。一度抜けてまた戻って来れる保証はどこにもなく、このままプロの世界でコーチを続けるのか、もう一度選手としてサッカーをするのかすごく悩みました。
周りの方達に相談し、自分の中でこの先の不安や将来のことは考えず、今どっちを選択したら人生がおもしろいかワクワクするか、自分の気持ちに嘘をつかず決めることにしました。それが選手への復帰でした。

【クラブに入団した理由】

やるからには本気でサッカーをしたい。
ただプロのサッカー選手を目の前で見ていたからこそ自分がプロを目指せるレベルではない。
だったら自分を育ててくれた和歌山の発展に関わりながらサッカーができないか。その時、頭に浮かんだのが南紀オレンジサンライズFCでした。
クラブの立ち上げ時からSNSではよく目にしていて、チームの理念やアイデンティティに共感し、覚悟や熱い気持ちを持った選手やスタッフたちと新たな目標に向かって挑戦したいと思ったからです。